なぜだかわからないけど
最近は花を買うということがなかった 前の記事の写真を撮る時に花屋で偶然 可憐な薔薇に出会いなんとなく気にいってしまった "イブピアッチェ"という名だそうだ 薔薇というと気高く美しいというイメージがする 指を刺す痛いそのとげさえも薔薇の美しさを強調するかのように ひっそりと引き立て役を演じている 高校生の頃 仲のよかった友達は演じるならお姫様の役をやりたいと言っていたが 私はそんな役にはあまり興味がなかった 私がやりたかったのはどちらかというと脇役で しかもその存在によって人々が幸せになったり もしくは惑わされたり.... そう それは"真夏の夜の夢"のパックや "ピーターパン"に出てくるティンカーベルのような妖精の役 お姫様役が薔薇であれば妖精役は草花といったところだろうか 草花が好きだった しかしこうやって眺めていると 薔薇もいいなと思い しだいにその魅力に取り憑かれる 人気blogランキングへ アート系ブログが集まっています ふと薔薇のような女性(ひと)を思い出した その人は学生時代通っていた絵画教室の師のM先生である はっきりした年齢はわからないのだが 母よりかなり年が上だったので今ではかなりのご高齢になってられると思うが お元気にしてられるのだろうかと時々思う もうあの絵画教室は息子さんが継がれたと人伝えに聞いた 彼女は本当に薔薇が好きで よく教室に薔薇が生けてあったし 薔薇をよく描いてられた 彼女の描く薔薇は凜としていて大変美しかったが 同時に厳しさの持っていた この絵が飾ってある部屋では悪いことはできない そんな気にさせられた 骨董商の家に生まれ 古美術や着物に親しんだ幼年時代を過ごされ 私の知っている頃は特ににアールヌーボー風装飾を好まれていた彼女 若い頃は大変美しかったらしい 多くの殿方が彼女に想いを寄せたのは言うまでもないが そのとげに皆刺された 私自身の中にものに対する趣味というものがあるならば たぶん両親より彼女からの影響がかなりあるように思う 多くに影響を与えるほど彼女の趣味は洗練されていた 古き良きものを慈しむ瞬間 アンティークの着物を愛おしく思う瞬間 耽美主義を感じる瞬間 彼女の横顔が脳裏に浮かんでくる 時々今でも彼女のことを思うけれど 会いにはいかない 私もそのとげに刺されるのが怖いのだ、きっと.....
by s-home3103
| 2007-09-16 16:46
| 雑記
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